女子大生の感想文記録

提出物です。大学1年生。

教特レポート8

今回の講義では村野婉子さんの「戦中日記」を読んで、当時日本女子大学にどんな人物が入学していたのかを学んだ。また、日記の内容から戦中の女性たちの暮らしがどんなものであったかを一部知ることができた。

日記を読んでみた率直な感想は、思っていたより現代の人みたい感情に感情豊かで、出来事だけではなくそれに対してどう思ったかが書かれていたりして面白かった。もちろん、少女が武器を作る工場で働くことだったりと、戦中であることによって今と状況は全く違う。でも例えば十月三日の日記の最後、だめと言われていた編み物について皆に話がわかってもらえて「胸がすーっとした。」とあったり、四月二十一日には男性が休んでいるのに怒っていたりと、今の私達も思うようなことで親近感がわいた。

ただ当時にとってはそれはとても日記に残して表現できるものではなかっただから、婉子さんは周りの目を気にしない大物だったのだろうなと思った。このような核心を突くような感情表現が権力の管理の元にもあったことには少し驚いた。

私が当時を生きていたとして婉子さんみたいな正直な日記を書けるかはわからないが、誰か何かに影響を与える人になれたらなと思う。